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保険証をマイナンバーカードで

マイナンバーカードは申請済でしょうか?10/20よりマイナンバーカードを健康保険証として使う『マイナ保険証』の運用が始まりました。ですがマイナ保険証に必要な設備を導入済の施設は全体の1割を下回るのが現状で普及加速にはまだ時間がかかりそうです。

総務省によるとマイナンバーカードの交付枚数は約4867万枚で交付率は38.4%。1年前の20.5%と比べると倍近くには増えましたが目標とするすべての方への配布には遠いのが現状です。NTTデータ経営研究所が実施した調査で「カードを取得していない理由」で最も多かったものは「身分証になるものが他にもある」(37.5%)「無くても生活ができる」(35%)と全体の7割りを占めています。

課題は使い道の開拓といえますが、今最も注目されるのが政府が12月中の運用開始を目指す新型コロナウィルスワクチンの接種証明書アプリです。スマートフォンでQRコードつきの接種証明書を取得するには、マイナンバーカードをスマホにかざし、あらかじめ設定した4桁の暗証番号を打ち込むむ必要のあるアプリです。

 

政府はマイナンバーカードを本人確認の「最上位手段」と位置付けています。9月には日本生命が契約確認などに使う自社アプリでマイナンバーカードをかざして簡単に番号登録できる仕組みを導入しました。運転免許証など、日常生活における利点を実感できるカードになれるか行方が注目されます。