家族信託の書類を作成する時に、税理士に依頼したいと考えている人もいるかもしれません。ですが、税理士に依頼した時には、費用はいくらかかるのでしょうか。知らないで依頼するのは不安ですよね。そこで、税理士に依頼するメリットや費用、それと注意点を詳しく紹介します。事前に情報を熟知し、しっかりと考慮した上で納得がいく家族信託を行う事が何よりも大切です。

 

家族信託を税理士に依頼するメリットとは

 

家族信託の手続きを税理士に依頼する事は、大きなメリットになります。なぜかというと、家族信託には様々な税金がかかります。委託者が死亡していたら相続税、委託者が存命していたら贈与税がかかります。その他にも、不動産を登記する時の登録免許税、不動産が売買されていたら譲渡所得税など様々な税金が関わってきます。税金の事は複雑で、手続きに困るという事もあるでしょう。税金の専門家でもある税理士に依頼する事で、税金に対する手続きが出来ます。

 

家族信託を税理士に依頼すると費用はどのくらいかかる？

 

家族信託を税理士に依頼する時には、費用はどれぐらいかかるのでしょうか。まずは、家族信託に関する組成料金です。この場合は、資産の金額によって違います。もし、仮に1億円の不動産を信託した場合には組成料金が100万円、公正証書費用が5万円、登記費用（司法書士手数料、登記免許税）が40万円、合計145万ほどかかります。もちろん、依頼する税理士によって料金は違うので、事前に確認しておく事が大切です。また、この他にも家族信託についてのアドバイスをもらった時には、別途料金がかかるのでこの事も確認しておく必要があります。

家族信託を税理士に依頼する際の注意点とは

 

家族信託の手続きを税理士に依頼する時には、相続や家族信託に強い税理事務所にしましょう。なぜなら、家族信託の仕組みは複雑で、税理士だからといって全てを網羅している訳ではありません。トラブルへ発展する可能性も考えられるので、出来れば家族信託を専門的に行っている税理士を探す事が大切です。家族信託に詳しい税理士に依頼する事により、これまで分からなかった家族信託に関する税理の事を教えてもらえるので、安心して資産を任せる事が出来ます。家族信託を依頼する時には、最初に家族信託に詳しい税理士を探す事から始めましょう。

 

税理士は税務対策の心強い味方

 

家族信託を行うと、税金に対する様々な手続きが必要になります。その多さから、手続きに困るという人もいるでしょう。税理士は、税金の事を知り尽くしているスペシャリストです。相続税の手続きだけではなく、税金対策についてのアドバイスや相談にも乗ってくれます。家族信託の時に税金で困らないように、事前に税理士に相談する事が大切です。