コラム

お役立ちコラム記事

空き家・空き部屋で家を開く人が増加中

空き家の総戸数は七五七万戸と約五十年前と比較すると約十四倍に増加しました。世帯当たりの居住人数は二.四二人と約半分です。また子どもが成長し独立した家庭では部屋が空き部屋化しています。昨今「空き家」「空き部屋」の有効活用という視点がクローズアップされているなか、それを友人や同じ趣味を持つ人や地域の方とつながったり、自己表現したい、という想いから空き家や空き部屋を活用しようという動きが現れています。以前から、ピアノやそろばん、習字、華道、茶道、英語教室などで知人や生徒に自宅の一室を開く例はありましたが、知人の知人やその先の人にも開く、専用のスペースを作る方々が増えてきました。

本来、プライベート空間である自宅を無理しない範囲で「公共化」「交流化」することで、新たな発見や出会いが生まれているようです。

スーモが行ったアンケートで「家を開く目的」で多かったのは、生活のための収入を得たかったから(38%)に続き多かったのは自宅でできる仕事を始めたかったからが、

(35%)「趣味や特技を生かして新たな収入を得たかった」(32%)など収入アップを目的としたものが多い一方で、「地域との交流を広げたかった」(12%)「共通の趣味で新しいつながりが欲しかった」(10%)など新しいコミュニティをつくる場所として活用しているケースも多数です。活用方法で多かったのは「教室系」が最も多く29%、ギャラリー系は十五%ですがその他飲食系や美容系も10%と好きなものや趣味の延長で収入のアップをしたいと考えている方が多くいると思われます。ちなみに家を開いたことで得られて充実感や喜びについて「期待以上」と答えた方は全体の72%もの方が居ました。また同じく全体の74%の人が「利益が出なかったとしても今後も続けたい」と考えているようです。

空き家問題が深刻化する昨今ですが、空きスペースの活用は多種多様で活用しやすい時代になっています。空き家をお持ちの方で興味がある方はお気軽に当社へご相談くださね。